地区衛生組織連合会詫間支部 第1回会員研修・松崎小学校環境学習

三豊市地区衛生組織連合会詫間支部会員研修として、粟島で環境学習を行う松崎小学校5年生20名と西浜で海ごみについて考えました。
行きの船では、粟島の山北友好さんと同じ便になり、以前松崎小学校で親子活動の際、6年ほど講師をつめていただいていた縁から「粟島を楽しむ1泊2日を過ごして」とお言葉をいただきました。
島に到着してからは暑い中でしたが、子ども達とグループになり地区衛生メンバーも、人工物を回収。袋いっぱいになったらグループで海ごみを分類に分けていきました。
数多く拾ったペットボトルはキャップ付きは海に浮かんでいろんなところに流れていくこと、キャップのないものは水が入って海に沈んでいること、キャップだけ拾ったらボトルは海に沈んでいる可能性が高いことなど、海ごみにまつわる話を色々伺うことができました。
昼食はル・ポール粟島で。お弁当容器も紙製品でリサイクルできるものを準備していただき、たくさんの方が環境学習に協力してくださっていることを痛感しました。
 
午後からは流政之さんの「SAKIMORI」について地域おこし協力隊の前川さんより芸術作品の見方について伺った後、島内散策。
漂流郵便局には5月末で5万通届いている手紙のこと、粟島芸術家村では「船出の誇りとはなむけの島」「マユールの洞窟と大小島真木さんのクジラ」を見学。
その後は粟島滞在作家の佐藤悠さんと森ナナさんからアートのこと、作品のことなど色々お話を伺いました。
 
午前中、海で拾った漂流物を使った作品づくりでは、粟島の砂やシーグラス、貝をいれてジェルを流し込み、自分だけの思い出を作りました。
いつどんな時も子ども達は真剣。こちらからの問いかけにもしっかりと考え、答える子が多く、前向きな姿勢でいる姿に感激しました。
地域と関わりながら、地元を知り、海について知り、島について考える時間は子ども達を大きく成長させたと思います。
一日の感想として、海ごみについて考えたこと、思い出作りができたこと、「地元について知ることができたこと」がよかったと話してくれました。
様々な経験からの気づき、喜びを重ねて成長していく子ども達とご一緒できたことは大変貴重でした。
地区衛生として、まちづくりとしてこれからも地域を思い、地域と関わりながら活動していこうと思っています。